別れたら、カギも交換しよう
最近は恐ろしい世の中で、昔だったら考えられなかったような犯罪とか、被害とか、たくさん起こる世の中になりました。
たとえば、IT系の犯罪なんて、本当に防ぎようがなかったりもします。
技術の進歩は大切なことなのですが、その「負の側面」というものに対して、しっかり対策をしないといけないということですね。
新聞やテレビのニュースで報じられない事件、事故というのは毎日どこかで起こっているものだとも思います。
大阪に住む友人から聞いた怖い事件があるのです。
IT犯罪ではないのですけれども、これも昔であればそんなに簡単には起きなかった事例じゃないかと思うのです。
職場の女性の方が、しばらく同棲していた彼と別れたんですって。
二人で住んでいたのはもともと彼女の部屋でしたから、彼には出て行ってもらったそうなのです。
もちろんカギは返してもらいました。
けれども、その彼が、別れてから、ストーカー化してしまったそうなのです。
ここから彼女の恐怖は始まったのです。
彼女は浮気したわけでもなかったし、単に彼と合わないということで別れたのでしたが、彼は彼女の裏切りだというふうに勘繰って、あとをつけてきた風なのですって。
でも、警察って、具体的な被害がないと取り合ってくれないらしくて、彼女はどうしたらいいか、毎日悩んでいたそうです。
そんなある日のこと、家に帰ってみたら、部屋の中が荒らされていたのです。
警察に届けましたが、とりあえず盗まれたものはなかったようで、怨恨が原因ではないかということになりました。
思い当たるのはひとりだけです。
犯人はすぐに分かりました。
彼は、カギを返したけれども、その前に勝手にスペアキーを作っていたのです。
未練断ち切りがたく、あとから忍び込む気でいたという計画犯ですね。
いやー、身近な話だけに、恐ろしくなりましたよ。
鍵を返してもらって安心していてはいけなかったのですね。
ここで教訓! 彼氏と別れたら、カギも交換しましょうね。